photo : Daniel Yang September 10th, 2010 有名な地獄谷温泉のニホンザル
他のブログで引用しようと思って調べました。
上記記事にあたりました。
下記YouTube動画の和訳です。
なるほど、僕は英語でしゃべられても解んないので、和訳はありがたいです。
で、なんとなくいろいろな単語があって、解ったような気になりました。
特に「人間は特別だ。」「他の動物とはちがうぞ。」と思いたい人は勇気づけられると思います。
「もっと詳しく調べよう。」
と、動機付けにもなりました。
この動画の説明は「DNA」と「遺伝子」の区別がついていません。そもそもあまり正確なところは目指していないようです。
で、調べたところ、どうやら、理研の2002年のプレスリリース
の1月4日の記事
(PDFファイルです。)
が人口に膾炙されたものらしい、と推測しました。
ざっと読んで、僕が早合点も含めて理解した内容をまとめます。
・ 全ヒトゲノム解析中の研究報告
・ 「世界で初めて」の発表です。報告の中では「最初の一歩」と表現しているとおり「全てを完璧に解明した。」と言う報告ではありません。
翻って、動画の和訳を考えると、
と言うのは、一応言葉の意味ではマチガイとは言い切れないけれど、
かなり恣意的な誤解を期待しているように思えます。
で説明されています。
つまり、この染色体の本数の違いは、ゲノムが比較可能な範囲のようです。
遺伝子を(設計図ではなく)料理のレシピのようなものと考えると、
英語で書かれたレシピであっても、
日本語で書かれたレシピであっても、
レシピに書かれたとおりに、二つの鶏卵を割って、フライパンで焼けば、全く同じ目玉焼きができます。
でも、文字を比較したら一致率は0%です。
と、言うわけで、ネットで雑に調べて、大急ぎで早合点した結論は、
・ そもそも、人間(=一種類の生物だけに限っても)いろんなのがいます。
・ 人種が異なれば見た目が随分と変わるけれど、
・ 人種間の差異よりも、同じ民族内での遺伝子のバラエティーの方が広いらしいです。
そういうわけで、
「どの程度同じなのか?」
は、
「タンパク質を作る」と言う遺伝子の本質的な機能の比較をするべきなのだな。
と改めて思いました。
「似ているかどうか」、「どの程度同じなのか」と考える場合、
バナナと人間だって、細胞を作る要素(ミトコンドリアがあって、核があって、と言うような要素)はかなり同じ。
と、考えられないと、生物の比較を話題に何てできないわ。
と言うわけで、オヤスミナサイ。良い連休を!