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daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

秘密保護法《廃止》法案を成立させるために

秘密保護法反対は、法案の国会可決で失敗に終わりました。
次は、法案の廃止に取り組みます。

秘密保護法《廃止》法案を必ず提出します - YouTube
ただし、このままだと、廃止法案を成立することが難しいと危惧されますので、
僭越ながらわたくしDaniel Yangが、
秘密保護法廃止法案の成立に必要な事を考察し、ご助言いたします。

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僕がご助言するのは、以下二点です。
1. 現状認識を改め、廃止法案成立までのイメージを構築すること。
2. イメージに沿って、活動すること。
 
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1. 現状認識を改め、廃止法案成立までのイメージを構築すること。
1-1. 【廃止法案に賛成する国会議員の数を増やすこと】
福島さんはメッセージの中で、国会周辺に集まった方々が沢山いらっしゃることを強調されています。
しかしながら、法案は、国会議員の多数決で決まるものです。
国会の周辺に人が集まっても、議案の成立には影響がありません。
むしろ、国会議員の多少に関わらず、国会の周辺に集まった人の多少で議案の成否が決まるようであれば、民主主義にとっての脅威です。
味方が近くに沢山いると心強いと思いますが、法案の成立のためには、国会議員の多数の賛同が必要であると、認識を新たにして下さい。
 
国会議員の多数が廃止法案に賛同するイメージとしては二つ思い浮かびました。
1-2. 【廃止法案成立のイメージ構築】
1-2-1. 《選挙での勝利》
 次の衆議院選挙で、マニフェストの筆頭に秘密保護法の廃止法案成立を掲げ、過半数の議席を獲得する。
1-2-2. 《秘密保護法に賛成票を投じた議員の寝返り》
 選挙を待たずに、現国会議員で秘密保護法《廃止》法案の議決を行い、賛成多数を得る。
 すなわち、今回秘密保護法法案に賛成した国会議員を寝返らせ、廃止法案に賛成票を投じさせ、賛成多数で《廃止》法案を成立させるイメージです。
 
 僕としては、次の衆議院選挙を待つよりは、今すぐ行動に移すことが出来る現国会議員の《廃止》法案への賛同を募ることが現実的だと思います。
 
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2. イメージに沿って、活動すること。
【秘密保護法に賛成票を投じた議員の寝返り】
僕がイメージする最も現実的な秘密保護法《廃止》法案成立のイメージは、
2-1. 【自民党が、《廃止》法案に賛成する】
 
です。
 
現時点で、480議席のうち、294議席自由民主党が占めています。
自由民主党が、党として《廃止》法案に賛成する事が他の方法よりも容易いと思います。
 
他の方法として、僕が今思い浮かぶのは、
2-2. 【自民党員の離反(投票時に欠席)】
することです。
自由民主党以外の全ての党が《廃止》法案に賛成し、186票を得ます。
これに加えて、自由民主党衆議院議員294人のうち、109人以上が投票に参加せず、賛成多数を得る方法。
これで、賛成186票、反対185票です。
《廃止》法案は成立します。
 
他には、
2-3. 【現自民党議員の離党→《廃止》法案賛成党への合流】
です。
自由民主党以外の全ての党が《廃止》法案に賛成し、186票を得ます。
これに加えて、自民党衆議院議員のうち、55人以上が自民党を離党し、他の《廃止》法案賛成党に合流します。
これで、賛成241、反対239です。
《廃止》法案は成立します。
 
あるいは、
2-2. と2-3. をそれぞれ実施することです。
ただし、いずれにしろ、2-2. 2-3.のように自民党から多数の離反議員を獲得するよりは、2-1. 自民党が党として《廃止》法案の賛成に回る方が現実的と思われます。
一見難しいように思えるかも知れませんが、自民党の性質を上手く利用することにより可能です。
その性質とは、長期政権を実現した「過剰な包括政党」であるという側面です。
政策よりも、政権政党であることを優先し、政策の変更が容易い政党です。
右だろうが、左だろうが、
タカ派だろうが、ハト派だろうが、
金権だろうが、クリーンだろうが、
自民党政権存続のためには、政策を180度変更します。
この全方位の政策に対して許容する政党の事を「過剰な包括政策政党」と言います。
 
現時点で、自民党が《廃止》法案に賛成することはイメージしずらいと思いますが、
過去に「まさか、自民党が」という政策を採用した記憶がいくつかあり、
これから類推してイメージ構築が可能です。ご参考にしてください。
過去の「まさか、自民党が」の政策を挙げます。
a) 2005年郵政民営化を掲げて衆議院選挙に臨んだ。(小泉首相
b) 1976年防衛費の予算枠をGNP比1%以下に抑制することを閣議決定した。(三木内閣)
c) 1972年アメリカをさしおいて中国と国交正常化を果たした。(田中角栄首相)
これらは、いずれも自民党内での総裁交代を伴う政策変更です。
a) は、森首相の不評で自民党人気が低迷する中で、自民党の人気復活が期待され、内部に反対が多い中、総裁に選出された小泉首相のあっと驚く政策です。
b) は、ブラックな金脈問題で退任した田中首相に代わり、自民党のイメージ刷新となりましたが、これも防衛費が支払われる業界には大変不評だったのではないかと思います。
c) は、驚きの政策ではないのですが、粘り強くアメリカと交渉し(基地残留の妥協はあったものの)折角沖縄返還を実現した佐藤首相をメディアが評価せず、逆に中国との国交回復遅れを批判され、田中首相の登場となったものです。アメリカを差し置いての外交が出来たのは、自民党内での総裁交代があったからだと思います。
 
同じように、自民党の中で、
「やばっ、秘密保護法《廃止》法案に賛成しないと、自民党の人気が落ちちゃうよ。」
と、自民党が思えば、
総裁を安倍首相から、どなたか別の人に変更し、
政策方針が180度変更するのではないかと思います。
 
これを目指すことにしましょう。
 
逆に言うと、反対運動が盛んなように報道されていますが、自民党は反対運動に賛同する人が少数だと認識していると思われます。
だから、自民党の人気に不安を覚えず強行採決を実施したのだと思います。
 
つまり、反対運動をもっとメジャーにする必要があると思います。
反対運動が、市民権を得ておらず、マイノリティーであること、今風に言うとアウェイであることを認識することが大切だと思います。
 
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 【反対運動、廃止法案賛成派のメジャーへの脱皮】
国会周辺のデモを報じるニュース記事を拝見すると、秘密保護法に反対していた人、廃止を提案している人たちが、正義を理由にしているように思えます。 
  • 秘密保護法は、よろしくない。だから成立させてはいけない。
  • 秘密保護法は、悪用される。だから、廃止しなくてはいけない。
何かを訴える人が、このような気持ちであることは当然だと思います。
しかしながら、
  • なぜよろしくないか。
  • 成立させてはよくないのか。
  • どのように悪用されるのか。
  • 廃止しなくてはいけないのか。
説明していません。
 
「説明しているじゃないか。」 
と思うかもしれませんが、
それは、既に、廃止するべきと考えている人に限って
「説明になっている」
と思われる内容で、
そうでない人には、
これではなぜ反対するのか、廃止すべきなのか、わからないのです。

合理的な理由が無い、と感じます。自分たちが正義であることを訴えていることだけが伝わります。

 

これでは、仲間を増やす事は出来ず、秘密保護法を廃止することは出来ないと思います。
 
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自分たちと同じ考えでない(秘密保護法を単純に悪い法律と思っていない)人に、
「あぁ、そうか。だから廃止したほうが良いのだな。」
と思ってもらうようにと方針転換をする必要があると思います。
反対しなかった人が、どういう気持ちでいるのかを考え、
反対しなかった人に有効な訴え方を考える必要があります。
 
反対しなかった人が聞きやすい言葉で、
聞きやすいかたちで、
訴える必要があります。
 
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【メジャー結成の難しさ】
街角で反対運動をしている人の演説を聴くと、
現時点で、反対、廃止に賛同しない人には、不正義をなじられているように感じるのではないかと思います。
つまり、自分が糾弾されているように感じるのです。
 
反対しなかった人が、どういう気持ちでいるのかを考えているようには思えませんし、
反対しなかった人に有効な訴え方を考えているとも思えません。
 
加えて、集まって、デモすると、周囲は同じ考えの人ばかりです。 
自分たちをアウェイにいるとは感じることはないでしょう。

以上のように考えて、
反対している人、廃止をうったえる人は、その訴え方を、仲間を増やす有効な手法に変更すること、工夫を加えることが難しいと思う次第です。

以上の内容は、
喪失の国
喪失の国、日本―インド・エリートビジネスマンの「日本体験記」 (文春文庫)
 
の中での三島由紀夫の割腹自殺考を参考にしました。 
(本当に革命を望んでいたならば、格好が悪かろうが、卑怯と罵られようが、生き抜いて、あらゆる手を尽くしたであろう。だから、三島由紀夫の主眼は自分の演技にあって、自衛隊の決起は二の次ではなかったか。と言う考察です。) 
 
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まとめ
秘密保護法《廃止》法案成立に向けて必要なことは、
・ 先ず国会での議決が大切であると認識すること。周囲に反対運動を熱心に繰り広げる人がいても、それが多数であると勘違いしないこと。
・ 現時点で反対運動に参加していない人が、「なるほど。」と思い、「是非廃止せねば。」と考えをあらためるように、(現時点で反対の人向けでなく)あまり興味を持っていない人、賛成している人が耳を傾けるような工夫をして、わかりやすく解くこと。
 
以上です。