daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

プロがいる分野の趣味について3

昨日書いたエントリー
のアクセスが多いようなので、調子に乗って、今日も書いてみます。
 
えー、今日はもう、プロは関係ありません。
以前消費者金融のテレビコマーシャルで、
「友達にスキューバーダイビングに誘われた。」
「でも、金が無いから、海パン一枚とシュノーケルと足ヒレだけ身に付けてみんなのところに行った。」
「敬遠された。」
「やっぱり、消費者金融から借金をしてでも、高価なスキューバーダイビングの道具を買わないとイケナイわ。」
と、借金を促す趣旨(と僕は観た)コマーシャルが記憶にあります。
なんっつぅか、まぁ、ひでぇコマーシャルですが、
似たような例を考えました。
 
タバコ部屋で、会社のエライおやじどもが、釣りの話しをしているところに、割り込むと考えて下さい。
釣り竿の高価か、安価かは、あまり釣れる、釣れない、に関係しない。
と言うことを聴いた覚えがあります。
 
でも、タバコ部屋のエライおやじ(課長が部長にお追従を行っているような間柄)のが、タバコを吸いながら、
「こないだ、買った釣り竿は、名人の作で30万円もしたよ。」
「俺みたいなへたっぴぃが、釣りをするんだから、金がかかっちゃうよな。ガハハ。」
と言っている所に、あなたが、割り込むのです。
さぁ、どうする?
 
僕の考えた割り込み方。
「いやいや、部長、釣り竿は値段に関係ないらしいですぜ。俺なんかこないだ2千円の釣り竿買ったんですが、ビギナーズラックでずいぶんと釣れましたから。
今度一緒に俺の近所の川に行きませんか?」
 
もちろん、嫌がられます。
かといって、会社のタバコ部屋で趣味の話しに割り込まれて不愉快だからと言って、説教するわけにもいかない、部長とその取り巻きは、そそくさとタバコ部屋を出て行きます。
つまり、僕の部長さん、課長さんたちへの釣りの趣味に割り込むことは失敗でした。
 
ーーーーー
 
日を改めて、車の話題に割り込むことにしました(笑)
おばかな成金(奥さんが金持ちらしい)が、ドイツ製の高いセダンのタイヤを扁平率の低いタイヤに代えた話しをしていました。
当時ダイハツのCopen(軽自動車のオープンスポーツカー)
2代目コペン メンテ&パーツ脱着ガイド (エンスーCARガイドDIRECT)

2代目コペン メンテ&パーツ脱着ガイド (エンスーCARガイドDIRECT)

 
に乗っていた僕は、ここぞとばかりに割り込みました。
「横方向のグリップは良くなりますよね。」
課長曰く
「でもさ、やっぱバネ下重量が増えると、加速も悪くなるよね。ごつごつして家族に評判が悪りぃさ。」
でした。
 
ここで、分析。課長は、
「高級車に、さらにお金を掛けて格好を付けた。」
と言うことを喧伝したくて言っているのであって、
冷静に、ホイールを大きくして、タイヤの扁平率を下げ、横方向の設置面積を増やしてコーナーでのグリップが向上することはどうでも良いのです。
それを、軽自動車で、同じ50タイヤ(165/50R15 ポテンザRE040)を履いているからと言って、親近感をあらわにして近づいていっても、
高級車を評価しない男に、親近感は沸きません。
たとえ、Copenがシャーシ下に大きなバッテンの鋼でオープン車のくせに、非オープン車以上の剛性を確保している上に、総アルミボディー車重800kgの軽量で峠じゃ負けねぇ。と言っても、高級車に50タイヤを履かせたオヤジには効き目が無いのです。
 
正解は、
「あら、課長、折角乗り心地が良い、イイ車なのに、そんな若い走り屋みたいなタイヤに代えちゃったんですね。」
と、突っ込んであげることです。
 
ついでに、30万円の釣り竿を買った部長にも
「じゃぁ、さぞかし、ルアーの振りも良いでしょう。どうです、今度渓流でも?」
と、彼の興味の中心を外さず、話題に乗ることです。
 
ここで、思い出すのはアランの「幸福論」。
一昨年日経ビジネスオンラインで村井 章子が訳を連載していました。
幸福論

幸福論

 
この連載の
【28】野心家に与える言葉
 
ひょっとすると取り立ててくれるかもしれない人にわざわざ耳の痛いことを言う人は、ほんとうは出世したかったなどと言ってはならない。
なるほど。と思いました。
エライおっさんたちと趣味の話しをするときには、本当の意味での趣味の話しをしてはイケナイのです。
 
ーーーーー
 
では、本当に気の合う趣味の仲間とは、どんな相手なのか。
 
おそら、
「レベルが同程度」
または、
「相手の興味がわかる」
と言うことだと思います。
 
僕だって、カラオケだけが好きで、
流行歌手の真似は上手いけれど、不正確な音程で歌う人に、
「私も、音楽好き!」
と、同調されると、対応に困ります。
 
僕が「この音楽素敵だ。覚えておこう」とメモを取る時には、
小節数を数えて、
メロディーラインを覚えて、
コードを記憶します。
(一応絶対音感がある)
んで、レビューは小説(少なくとも本)を主体にやっているのに、
勢い余ってCDのレビューを投稿してしまうと、
↑このamazonの商品に
「朝の通勤でヘビーローテーション中です!」
と、レビューを投稿している「楊」は、僕なんですが(^_^;)
こんなレビューになってしまうのです。
 
んーっ
だんだん、何が言いたくて、この日記を書いていたのか、わからなくなってきた(/--)/
が、折角読んでくれた、皆さんには、ありがとさんですので、このままアップロードします。
 
それでは、ずいぶん冷えるようですので、暖かくしてお休み下さい。