daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

伝達の限界

今年の正月のエントリーへのアクセスが多いようですので、続編です。
元は、こちら。

 

と言うのは、一つ気がかりがあったからです。
「職場で受け入れられる為には、友人関係は必要ないよ。正確な伝達でチームワークを心がければ良いよ。」
と記して気がかりでした。

 

正確な伝達;わかりやすい言葉で、相手が理解していることを確認しながら伝える
と、記して気がかりなのは、これが出来ていない管理職や先輩格の人が、部下や後輩に
「わかった?」
と聴いて、
「はい。」
と答えさせて安心するケースです。

 

正月のエントリーは、新しい職場にとけ込む新人さんへのエールでしたが、ここでの気がかりは、迎え入れる旧人さん(笑)への気がかりです。
なぜ気がかりなのか。
伝達が出来ていないからです。
「相手が理解していることを確認しながら伝える」
と言うのは、相手に返事をさせて安心してしまう事ではありません。
この場合、
「わかりました。」
と答えた気持ちには、いくつかのパターンが想定出来ますが、
答えさせて安心してしまった上司は、想像しません。
例えば、
  • 「どうせ、できっこないけれど、『わかりました』と言わなければ、話が終わらないからな。」
    と思っている可能性があります。
もしくは、
  • 「簡単すぎてばかばかしい。出来て当たり前じゃないか。」
    かもしれません。
またあるいは、
  • 「出来るかどうかわからないけれど、頑張ってみよう。」
    と思っているかも知れません。

 

「相手が理解していることを確認する」
と言うのは、
相手の表情や、声色から判断することです。
決して
「わかったな」
と問いて、
「はい、わかりました。」
と答えさせることではありません。
聴いた相手が、
「わかりました。」
と答えた気持ちを理解することです。
「コミュニケーションは受け手の理解した内容で成立する。」
と言うのはこういう事です。
そこで、その気持ちがあなたの意図と一致していればOKです。
では、あなたの意図と異なる受け取り方をされていたらどうしましょうか。

 

その場合、あなたがいくら一所懸命言って聞かせても、たぶん無駄です。
「無理に決まってるけど『はい。わかりいました。』と答えておこう」
と答えられた場合は、
諦めている相手と一緒に、この場では、一旦あなたも諦めてしまいましょう。
相手が取り組み始めた時点で、フォローするように心がけましょう。

 

言葉での伝達には、限界があると言うことです。

 

どうしても、やってもらわなければならないことが伝わっていない!と解ったとき。
その是正策は、「さらに言って聞かせる」と、同じ(失敗した)試みを繰り返すのではなく、
「別のひとから説明してもらう。」
とか、
「図に書いて説明する。」
とか、
「一人に任せるのではなく、ひとを増やして二人がかりでやってもらう。」
とか、
「無理そうなので、日程を延ばす方向で考える。」
など、いろいろ考えられます。
 
要は、「どうしても、失敗せずに日程通りに、所望の性能を発揮して、やってもらいたいことがあるなら、うまく行くように工夫しろ。」と言うことです。
 
翻って、新人さんが、よく悩む事ですが、
「いきなり、むずかしい仕事を命じられた。出来るかどうか不安だ。」
と言うときには、
僕は、先ずやってみれば良い。
と思います。

 

どうしても失敗しては不味い事でしたら、仕事を命じた人は、失敗しない工夫をしているでしょうし、失敗してしまったのだとしたら、
失敗しても構わない仕事
か、
または、
失敗して、経験としてもらう
事を意図していると考えられるからです。
 
あるいは、失敗した後、もっと偉い人に「こいつが失敗したからです。」と言い訳している上司かもしれません。
が、偉い人は、そんなとき「こいつに管理職の能力は無い。」と判断すると思われますので、いっときは不愉快な思いをするかも知れませんが、早晩その仕事を命じた人が居なくなるでしょうから、気分転換をして、気に病まないように心がけましょう。
 

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欲張って、いろいろ想像できるパターンを記しましたが、
今日のところは、
”コミュニケーション能力とは、
自分が発信した内容が、相手にどう伝わったかを理解する能力です。
決して「わかりました。」と言わせることではありません。”
と言うことを理解して頂くことに留めたいと思います。

 

また、後日機会を改めて、お話を聞いて頂く機会を待つことにします。
それでは、またね(^^)/~~~