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daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

内部統制に問題がある組織に共通してみられる特徴

「当事者意識」を言う人は、たぶん他人事と思っている:日経ビジネスオンライン

素晴らしいコラム。ユーモアを盛り込みながら、厳しい意見を客観的に読ませるプロの文章。僕も大賛成だ。

2015/06/04 01:41

 

日経ビジネスオンラインの人気コラム小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」先週の記事です。
舛添知事の反論を紹介しています。
(日経とはライバル関係にある経済誌への寄稿なので、上記コラム内ではリンクを貼っているだけですが)
【舛添都知事日記】根拠不明な都の拠出額「500億円」 文科省は新国立競技場問題に誠実な回答を!  | 舛添レポート | 現代ビジネス [講談社]

東京都の皆さん、桝添さんが知事でよかったですね。

2015/06/04 02:20

 

僕も感じるところが多かったです。
僕も組織の中での責任について考えてみました。
無責任な組織に共通する特徴です。

外に責任を求める

本件の東京都への押しつけ、
日本陸軍は、経済も考慮する政治家への暴力。
他に、僕が最近のニュースで思い浮かぶところでは、(僕は小説を読むのが趣味ですので)テレビ局が出版社に賠償を請求している件です。
原作の意図を理解せずに番組の企画を進め、原作者に内容がばれた段階で、製作をストップさせられ、(その時点で役者さんも準備に入っており)既に発生していた費用が無駄になった事件です。その費用をあろうことか著作権を管理する出版社に賠償として請求した裁判です。(最近一審でテレビ局側の訴えを棄却する判決が出ました。)
このニュースを知ったときには、ずいぶん驚きました。
ドラマの製作を進めてた人の責任じゃないんですか?
実際のところを僕は存じ上げませんが、現場の担当者の言い分をそのまま聞いて、外に責任を求めているのではないか、と想像しました。
太平洋戦争末期のフィリピン防衛戦。接近してくる米国艦隊に対する事前の攻撃から戻った海軍のデタラメな敵艦隊壊滅報告(※1)を真に受けた大本営が、準備万端のルソン島の陣地、部隊をレイテ島に移動する命令を下し、レイテ島への輸送中に壊滅したはずの米艦隊に大半が撃沈されました。
(※1)台湾沖航空戦
1944/10/12~16。第二次世界大戦での日本と米国の戦闘。台湾沖に布陣する米国艦隊に対しての日本海軍の航空機による攻撃作戦。
米国艦隊は、フィリピン奪還作戦の準備中。日本陸軍もフィリピン防衛作戦の準備中。
大本営の発表(1944/10/19)は、
日本軍の損害:
未帰還:312機
米軍の損害:
撃墜:112機、
撃沈:航空母艦11隻、戦艦2隻、巡洋艦3隻、巡洋艦もしくは駆逐艦1隻
撃破:航空母艦8隻、戦艦2隻、巡洋艦4隻、巡洋艦もしくは駆逐艦1隻、艦種不詳:13隻
実際の戦果は、
日本軍の損害は、大本営発表のとおり。
米軍の損害は、
撃墜:89機、
撃沈:無し、
大破:重巡洋艦2隻

文科省の事は存じ上げません。

 

放送局の場合は、著作者に差し止められるような企画を進めた人が責任を取らねばならぬし、
日本陸軍は、(太平洋戦争より以前に)国会の意向に従わぬ軍事行動を起こした人と、政治家を暗殺した人を罰せねばならなかったし、
国立競技場は、よくわからないのですが、金が足りないなら、完成できませんでした。とお金が足らなくなったと叫ぶ人に、善処するところあるのではないかな。と思いました。

 

どの組織も
現場で働いている人の言い訳を
組織の幹部が
鵜呑みにしている(と想像される)
点に問題があるような気がします。
最近よく言われる「内部統制」ができていないのではないかと危惧する次第です。
厳しい監査を受ける株式会社だったら、「コンプライアンス」に問題有りと指摘されそうです。
あ、そう言えば、この放送局も、文科省も、帝国陸軍も株式会社ではありませんでした。
国会で野党の人は監査を受けるような株式会社を悪者として決めつけているでしょうから、このような追及の仕方はしないと思いますが、そう考えると、官庁や、公社的な組織って、どういう内部統制をしているのか、気になって仕方がありません。