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daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

リップヴァンウィンクルの花嫁(岩俊二監督作品の劇場公開映画)を観ました。5

の続き。感想3. カラオケのシーン

3. カラオケのシーン

真白と友達になった七海が三次会(ていうか、、)でジャズバーに行きます。
ピアニストの生伴奏でカラオケを歌います。七海が選んだのは森田童子の「ぼくたちの失敗」
ぼくたちの失敗 森田童子/ベスト・コレクション

ぼくたちの失敗 森田童子/ベスト・コレクション

 
いや、しかし、全く知らない歌の伴奏を楽譜を見ただけで弾くのは(弾けることは弾けるんだけれど)難しいっすよ。僕(の話ばかりして申し訳ないけれど)二十代後半に高校同級生の結婚式で「全BGM担当」のピアノ弾きっぱなし二十曲。てのを仰せつかったことがあったんですが、Pole Simon and Art Garfunkleの"Bridge over Troubled Water"の伴奏はわからんかった(T-T) サビでトップノートが歌のメロにハモる、とか、楽譜見て弾くだけじゃワカランでしょ。難しいっす(>o<) 結婚式の後、CDを借りて聴いて「へー、こういうふうに盛り上がるんだあ。」とようやく理解した次第。プロのする事(知らない曲を楽譜だけ見て伴奏で盛り上げる)って、たいしたもんですよね。
小説を読んだ時には、どうしても高校教師
高校教師 DVD BOX

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のイメージしか沸きませんでした。脚本の野島伸司が「高校生のころにライブで聴いた」と言う選曲ですから、七海もオリジナルではなく、このTV番組の主題歌で知ったものでしょう。が、それでもTV放映は1993年。今から、23年前。七海は生まれてません(笑)
時々、親世代の歌や映画などに妙に詳しい若者が居ますが「七海ってそういうキャラクター?」と、少々疑って読み進みました。
しかし、映画で、黒木華が演じる七海が「ぼくたちの失敗」を歌うと、不自然な感じがありませんでした。
「若者でも、こういう歌を歌う人っているよね。」
と、納得しました。
同じシーンで、次にCocco演じる真白が酔いながら歌う歌が、さらに良かった。語りかけるような歌い方が素敵。
例えば、カラオケでは異性を意識して頑張って歌う人とか、うまく歌おうと張り切る人もいるけれど、肩肘を張らなくても良い友達と、歌って楽しむなら、こういう歌い方をするよね。心に響くね。と思いました。
二人が気を許して、楽しい時間を過ごしていることを、まるで自分も同じように親しく飲み交わしているかのように感じられました。
 
と、ここまで書いて、邪推するのは、このシーン(二人がカラオケで古い歌を歌うシーン)が、映画の撮影の後に書かれたものだろう。と言うことです。
このシーンは、映画の方が断然説得力がありました。
 
つづく。