の続き。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』【6/11~】 | ソレイユ(讃岐映画村) https://t.co/VcMKNv1BRL
— Daniel Yang (@DanielYang20) 2016年6月12日
愛媛県松山に続いて、四国では二番目の上映が香川県高松市であったので行ってきました。
から少し歩いたところにあります。
菊池寛通りを抜けて行きました。
代表作の戯曲
のブロンズ像があります。
短い戯曲ですので、すぐ読めます。
僕は初めて読みました。特に感想はございません。
ちなみに、この駅はこんぴらさんへの玄関口の「ことひら駅」。
琴平と金比羅。語源は一緒じゃ無いの?と気になりますが、気になっていたら、いつまでたっても本題にたどりつきませぬ。
お天気も優れず、こんぴらさんも雨雲の中ですし、
映画館に行きます。
二回目の鑑賞で、アマゾンで買ったパンフも読んでいます(前半のみ(^0^;)
パンフを読んで「あ、気がつかなかった。」と言う箇所も含めて楽しみに鑑賞しました。
二回目に鑑賞して気付いた点を列挙します。
1. 定期的に入る家庭教師の授業風景が、七海の状況を整理するスポットになっている。
七海のバイトであるインターネットTV電話での家庭教師。最初から最後まで続きます。
生徒の岡本カノンは、終始パソコンから七海に向かって話しかけるだけです。画面に映りません。しかし、七海の変化に気がついて「先生、風邪ひいた?」などと声を掛けます。
川に流されるように流転を続ける七海を眺めていた僕ですが、岡本カノンが話しかけることによって、立ち止まって七海の現状を認識することが出来たように思います。
2. 「凝っているな」と思う映像
先に二箇所を挙げました。
真白がウォッカで薬を飲むシーンと、
クライマックスの「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」と真白が語るシーン
もう一つありました。
(今は、忘れましたm(v_v)m、メイドのバイトを始めてから、二人が自転車を押しながら、買い物から帰ってくるシーンだったけかな?)
3. 別荘のシーンで、野鳥の声が環境音として効果的だった。
僕は神奈川県平塚生まれの相模原育ちの神奈川県人。小学校の夏休みは、親に連れられて箱根にもたびたび旅行しました。父親が勤務する会社の健康保険組合の保養所、と映画の高級別荘地とはだいぶ趣が異なりますが(^^ゞ
強羅にあるその保養所は、小田急線が乗り入れる箱根湯本よりも、だいぶ登ったところです。箱根は、元々2,700mの富士山型成層火山が陥没したカルデラで、とても広い範囲を指すらしいです。箱根も彫刻の森美術館を越して、強羅あたりまで来ると、高原の涼しい環境で(夜になるとカマドウマ(便所コオロギ)も見かけるけれど)野鳥の声がうるさいくらい。(と言う表現は、原作小説に出てきますが(^^ゞ)森の中は自然が豊かです。
映画のロケ地がどのあたりなのか、を存じ上げませんが高級別荘地と言えば、強羅か千石原のあたりで、標高は500mを下りません。(調べたら、箱根湯本は100mに満たないようです。あ、パンフにロケ地が書いてありました。仙石原ですね。アルベルゴバンブー)
で、 高松の映画館は、周囲にスピーカーが配置してあって、映画を見ていて高級別荘地のシーンになると、なぜか外の音がうるさいなぁ。と思っていると、映画の音でした(笑)野鳥の声の種類で、だいたいの時間が判る仕組みです。
ずいぶん凝った映画だなぁ。と恐れ入りました。
4. 二回ある結婚式のシーンで、場面ごとに曲が変わる。
そのために沢山のクラシック曲がサントラになっている。と言うことのようです。
前回お話ししたバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」は(披露宴ではなくて)結婚式。ヴァージンロードを歩いてくる時に流れていました。
すると、キリスト教式のこの結婚は、カトリックではなく、プロテスタント。神父さんではなく、牧師。と言うことになりますね。(ルターが提唱したドイツ語による賛美歌=カンタータを、カトリックが避けているのかどうかは存じ上げませんが)
5. ラストで七海の薬指(だけ)に日の光が当たる。
これは、パンフレットに書いてあったので、注目しました。
6. 新郎役は、カメオ出演の紀里谷和明監督
つづく。