中古で一眼レフを買いました。
十年以上前に、フィルムカメラの一眼レフをずいぶん使っていたのですが、デジタルになってからは、これが初めてです。
「すっごい写真を撮ってみたい。」
先々週
「とにかく行ってみるべ。」
と、行きました。
「コスモスまつりをやっている」
と聞いていたので、越知町に行きました。
昼過ぎまで惰眠をむさぼり、到着したのは午後。
コスモスは花の盛りを過ぎ、日も傾き始めており、
ようやく撮った一枚がこれ。
で、帰宅しました。
のですが、
「いや、やっぱ、すごい画像をゲットするなら、下調べをしよう。」
と検索しました。
「ここに行けば、すっごい画像がゲットできそうだ。」
と、一昨日は、早起きして、この「にこ淵」を目指しました。
道すがら、「あ、ここ素敵!」
とか、
「あ、名物の沈下橋だ!」
この沈下橋がある越智町の町役場の標高は64.1メートルと言うことですが、
越智町を流れる仁淀川は、ずいぶんと広いです。両岸に谷底平野があります。
こんな感じです。
と、言うことは、以前もっと海岸線が高い時期があって、浸食基準面に近かったのかな。それとも隆起したのかな?
などと考えつつ、
ようやく、十時半ころ、
目当ての「にこ淵」に着きました。
看板が出ています。
ずいぶんと山の中に入ってきました。
降ります。
まだ降ります。
ようやく、見えてきました!
いきなり、「仁淀ブルー」ですぅ
でも、ここからが大変。ほぼ真下に見えるのに、ずいぶんと高さがあるのですよ。
で、
どなたかが用意して下さった、このロープを握って、崖を降りていくわけです。
最後は、このロープの下にはしごがありました。
「帰りはロッククライミングだな。」
と思いつつ底に降りました。
まだ日影です(^_^;)
ただし、太陽の方角を考えれば、一時間ほどすれば滝に日が射すだろう。と思われます。
岩場に寝そべり、太陽が高くなるのを待ちました。
空は青いです。
どうして、海や川の水が青いのか?
と言えば、大きな理由は「空が青いから」です。
(この話を始めると長くなるし、いろいろな意見もあるでしょうから、ここではあまり、深く突っ込まないことにします。)
これだけ、空が青ければ、あとは日差しさえ差し込めば、
「すっごい画像がゲットできる!」
と期待が高まります。
十二時を過ぎた頃、ようやく太陽の日差しが、滝を照らし出しました。
どうよ?
あれれ!?滝が挙げる水しぶきに虹が架かっていますね。
すばらしいですわ(はーと)
少々明るすぎて、滝が白飛びしていますね。
今後、練習しましょう。
そう言えば、ここ数年は温泉を趣味にしており、
「温泉を趣味にすると、練習も、準備もいらず、気が向いたときに、出かければ良い。」
と、うそぶいておりましたが、
写真を趣味にすると、多少なりとも練習が必要ですね。
一眼レフの場合には、レンズや、内部のホコリ取りなどの準備も必須ですね。
ところで、今回のベストショットは、これかな?
どうよ?
で、「いろいろ試してみよう。」
と岩に腹這いになって、水面ギリギリでも撮ってみました。
この視点から動画も撮ってみました。
と、言うわけで、まずまずの出来映えに満足じゃ。
満足した後、次の候補地にも行ってみました。(当然日影になっていますが、
ここの水晶淵と言うのが「仁淀ブルー」の名所のようなのです。
日影になっても、こんな不思議な色を見せてくれます。
(それにしても、透明度が高すぎて、下手をすると水があることがわからない画像になりますね。)
安居渓谷も、谷が深く、日差しが射す時間が限られるようですので、
次回も早起きして(ていうか、まともな時間に起きて)仁淀ブルーを狙ってみようと思います。
おまけ
そろそろ満月ですね。
ほんじゃ、またね(^.^)/~~~
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おことわり('20/7/3追記)
※1(階段が設置されました)
2020年5月に淵までの階段が設置されました。ロープをつかんで降りる箇所はなくなりました。
ただし、水辺は岩場です。お履き物はそれなりの準備が必要です。運動靴で充分ですが、万が一水にはまっても、容易に脱げないものが良いでしょう。
※2(案内ページ)
現時点で、僕がオススメする案内ページは、いの町観光協会の下記ウェブサイトです。
※3(記事の日付について)
この記事は2015/10/25のものです。タイトル画像変更のため、アップロードし直したため、記事の日付が2019年になっています。
※4(仁淀ブルーが見られる条件について)
この青さが撮れたのは、この日限りでした。その後、何度訪れてもこのような青さには出くわしません。
現時点での僕の推測は、
a) しばらく(4日以上)雨が降らず、
b) 水量が減ること
です。
なお、職場のカメラ趣味仲間が言うには、曇りでも青くなるそうです。
水が青く見える日に、強い陽が射すと、ウソのような青(いわゆる仁淀ブルー)になるのだと思います。
しかし、緑でも「良い景色が見られた。」と満足して、多くを求めすぎない心構え(吾唯足知)で参りましょうぞ。
何回行っても、僕には緑のにこ淵ですが、じっと滝壺を眺めている時間は、人生において、得がたい貴重なものです。
※5(滝の水しぶきに虹が見える条件について)
滝の水しぶきに虹が見える現象は、
a) 太陽が低い晩秋(仰角約50度)
b) 水量が少なかったため、流れを渡って右岸の岩場に登ることができ、俯角10度取ることができ
c) 虹が見える条件=なす角42度が得られたからです。
詳しい計算は後日下記エントリーで計算しています。
現在6月~7月のにこ淵に日が差す時間の太陽の仰角は70度以上あります。
虹を写すためには、俯角約30度で滝を見下す必要が生じています。
にこ淵に滝を30度で見下ろすような足場は、ありません。
太陽の仰角はカシオの計算サイトで計算できます。
にこ淵は、
北緯:33.704956度
東経:133.341064度
東経:133.341064度
です。
※6(人居ます。)
この写真では全く人を写していませんが、休日ともなれば、数十人の観光客が常に居ます。平日でも「オレ一人」と言うことにはなりません。
良くある人気の秘境ですな(^_^)/