daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

オススメの海外文学。

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宿り木。高知県四万十市入田のヤナギ林で2020年3月に撮影。

納豆に食らいついて、下記ブログ記事を紹介していたツイートを拝見しました。

owlman.hateblo.jp

と、言うわけで、僕もオススメリストを作ってみようか。と。

 

無論自分のホームページ

だにえる・やんのほーむぺーじ「受動態」

の読書日記から、ボヘミアの海岸線さんご指摘の要点に留意して選ぶだけですが。

4点とは、

1. おもしろい

2. 短い

3. 文庫

4. 日本語訳が読みやすい

です。

 

だから、いくらオススメと言っても、岩波文庫韓非子全集」全四巻

韓非子 (第1冊) (岩波文庫)

韓非子 (第1冊) (岩波文庫)

  • 作者:韓 非
  • 発売日: 1994/04/18
  • メディア: 文庫
 

は、言い出さないように注意します(^_^;)

 

著者名順の「あ」から、めぼしいものをピックアップしていきます。

1. サガン「悲しみよ、こんにちは」

悲しみよ こんにちは (新潮文庫)

悲しみよ こんにちは (新潮文庫)

 

昔、ラジオで小泉今日子がオススメしたときに、僕の周囲の人も随分と読んだようであった。フランソワーズ・サガンの大ヒットのデビュー作です。 

 

2. アシモフ鋼鉄都市

鋼鉄都市

鋼鉄都市

 

SFです。物語としては、SFと言うよりも、刑事物。主人公の二人(うち一人はアンドロイド) が殺人事件の解明に挑みます。

 

3. ヴェルヌ「十五少年漂流記

十五少年漂流記 (角川文庫)

十五少年漂流記 (角川文庫)

 

「海に行くつもりじゃなかった」

冒頭では、フランス人少年読者向けに「イギリスの学校では……。」と、外国の習慣を引き合いに出しての説教くさいところがありますが、全体を通しては、遭難に際して一人の脱落者も出さず、健康に、心身共に成長して帰国する少年たちを説得力のあるエピソードと描写で描いた面白い作品です。

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キャロル「不思議の国のアリス」は日本語として読みやすいオススメを知らないのでパス。

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4. サリンジャーライ麦ばたけでつかまえて」

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)
 

文庫でなく、新書じゃが。

物語としてもおもしろいし、誰でもタイトルを知っているものだがから、読んで損はない。

ちなみに「つかまえて」を漢字にすると「捕まえ手」つまり捕手、野球で言えばキャッチャーなんだよね。そういうわけで村上春樹が「キャッチャー・イン・ザ・ライ」としたのは的を射ていると思う。

 

5. サン=テグジュペリ星の王子さま

星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま (新潮文庫)

 

僕は箱根の星の王子さまミュージアム

www.tbs.co.jp

に行ったときに買ったハードカバーしか持っていないので、文庫がどうかは、ワカリマセンが、文字が少ないから、直ぐ読めますよ。

ちなみに「うわばみ」とは、大蛇のことらしいです。

 

6. ヘミングウェイ老人と海

老人と海 (新潮文庫)

老人と海 (新潮文庫)

 

釣り趣味の人にお勧め。

ほとんど全編が、老人が小舟でカジキマグロを釣り上げる描写です。

 

7. 魯迅「故郷」

阿Q正伝 (角川文庫)

阿Q正伝 (角川文庫)

  • 作者:魯迅
  • 発売日: 2018/06/15
  • メディア: 文庫
 

短編で、角川文庫だと「阿Q正伝」に収録されています。 

この角川文庫に収録されている「眉間尺」が現代のCGを使ったアクション・ホラー戦記ものみたいな感じで面白いです。

 

8. ヤンソン「たのしいムーミン一家」

新装版 たのしいムーミン一家 (講談社文庫)
 

ムーミンシリーズは、最初はトーベヤンソン自身が挿絵を描いた小説からスタートしています。

最初の一冊としてオススメは、第三作のこれ。主要人物(妖精)が登場し、協力して迫りくる「飛行オニ」に立ち向かいます。 

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以上八冊でした。