読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

学園祭の人集めについて

イベントへの出席率

f:id:Daniel_Yang:20150929233955j:plain
成人式ですね。
地方自治体が主催する成人式への出席率は1970年代以降低下する一方だそうです。
ところで、行事への参加について、僕は成人式よりも、むしろ学園祭が強い印象に残っています。
大学の学園祭です。

休講期間中をどのように過ごすか

学園祭シーズンに講義が一週間お休みになります。
もちろん学園祭の準備のためです。
研究室によっては、来場者向けに、色の変わる液体を入れたフラスコを並べて用意したり、
サークル活動をしているものは、デモンストレーションの準備に忙しい一週間です。
僕は、同じ神田の別大学のサークルに所属していて、その学園祭が自分の大学の学園祭と同時期に開催されるため、自分の大学の学園祭に参加しませんでした。
同様に、研究室にも属さず、サークル活動もしないものは、
「さて、一週間をどのように過ごそうか。」
と頭を悩ませ、
めいっぱいアルバイトの予定を詰め込んでみたり、
旅行に行ってしまう者もいたようです。

僕の母校の場合

f:id:Daniel_Yang:20150929235622j:plain

学園祭を主催するのは、学生が組織する自治会です。
自治会の中に学園祭実行委員が設けられ、この実行委員が、学生の学園祭への参加を呼びかけます。
「一週間休講になるのは、学園祭のためなのだから、学生は他の用事をせずに、学園祭に参加せよ。」
と。
が、しかし。当日になって配られたパンフレットの冒頭、学園祭実行委員長の挨拶文に驚きました。
「我々実行委員会は、『参加しろ。』と呼びかけたが、成人前後の大人が、揃って、この呼びかけに考え無しに従ったとしたら、それこそ不気味だ。みな事情があるだろうから、学園祭期間中は好きなように過ごせば良い。」
と記していたのです。
自己矛盾のような挨拶ですが、趣旨はそうではありません。
実行委員長の趣旨は、
「気が乗らない学園祭に、外部からの強制で参加させるような事は主催者側の意図では無い。」
「自治会が主催する以上、我々を含めた学生のうち、これを楽しく、愉快に過ごせると期待する者が、自らの意志で参加するべきである。主催者は、参加を強制しない。主催者は、学園祭が楽しく、愉快に思えるように工夫するべきだ。」
と言うことでした。

僕の母校(高校)の場合

僕がこれに驚いたのは、僕が高校の時に組織した文化祭の実行委員会の趣旨とほぼ同じだったからです。
僕が卒業した高校の文化祭の場合、
生徒の参加が強制されない以前に、
実行委員会からして、
「クラスから二人」
のような規定の人数を集めるのではなく、
「やりたい人、集まれ。」
と有志を募る形で組織されていました。
僕は二十一期生なので、当時で二十年ほどの歴史があったはずです。二十年のあいだのいつごろから文化祭の実行委員会が「全員有志」になったのかは存じ上げませんが、とにかく、伝統的にそのようになっていたので、もし、やりたい生徒が集まらなければ、
「今年は、実施しません。」
となってしまうのです。

スタッフを人集め

「文化祭って楽しいでしょ?」
とアピールする以前に
「実行委員って面白いよ。」
とアピールする必要がありました。

 

僕が組織する二年生の時も同様に、先ずは実行委員を募集するところから文化祭が始まりましたが、そう言うわけで、運動部の生徒が
「ねぇ、顧問の先生が、一日でも練習を休むとなまるから、文化祭に参加するな。って言うの。強制参加にしてくれない?そうすれば、私も文化祭に参加できるから。」
と依頼されても、彼女の要望には応えられませんでした。
「そりゃ、大変だね。」
と相づちを打つのみです。

お手本

なにはともあれ、頑張って実行委員を百人以上集めることが出来ました。
一クラスあたり四名程度の計算です。
このとき参考にしたのは、当時横浜で毎年夏に開催されていた「YOKOHAMA HIGH SCHOOL Hot Wave Festival」です。”バンドの甲子園”となるこを目指して、高校生が自ら主宰していたイベントです。
中学校の時のクラスメイトの友達のバンドが、決勝大会まで残り、誘われて見に行ったのが一年生の夏。初めて横浜スタジアムで行われた決勝大会でした。
これが参考になりました。
組織としても、一部大人のアドバイスを仰いでいる他は、このイベントを運営するのが現役高校生だけ、と言う点が似ていました。
その上なんと、現役の高校生が放課後や休みの日に集まって、企画、宣伝、会場の準備、バンドの募集、選考など、全ての運営にあたっていたそうです。
決勝大会の開会時には、横浜市長を呼んで「始球式」ならぬ「始音式」と称し、
市長にショルダーキーボードを担がせ、鍵盤部分を叩かせ、それに併せてファンファーレを鳴らしましたが、市長への出演依頼も現役高校生が行っていたのだそうです。

 

そして、決勝大会を迎え、バンド全部の演奏が全部終わり、優勝者が発表された後、運営スタッフ(横浜の高校生有志)を全員ステージに上げて、エンディングを飾る演出をしていました。
これを観ていた一年生や二年生が、「おれも、来年はスタッフとして活躍したい。」と思い、次の年に続いていくのです。

 

と、言うわけで、これを真似して、僕の高校の文化祭の最後を飾る後夜祭の出し物が全部終わった後、
実行委員のうちPAの卓にいるものを除いて、全員ステージに上げて、実行員の各セクションのリーダーに挨拶をさせました。
「来年は、もっと集まりますように(ー人ー)」
と願いを込めて。

 

今、高校のホームページを確認したら、やはり毎年百人以上の有志が集まって実行委員を組織して文化祭を運営しているようでした。
うーむ。満足じゃ。