daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

血液型と性格には弱い相関関係があるのだと思う。

血液型が地域的に偏りが見られることは多くの方がご存じだと思います。
この事実から、風土病に対する耐性が血液型によって異なる事が示唆されます。
コレラが風土病であるインド地域ではB型が多く、
梅毒があったアメリカ地域の原住民はO型が多いそうです。
同様に、性格に影響する遺伝子も地域の風土病に影響され偏りが見られると思います。
例えば、性病が蔓延している地域だと、不特定多数の人と付き合うことを好む性格が少ない、など。
ここから考えて、血液型を決定する遺伝子と性格に影響する遺伝子のうち遺伝子座が近いものは、地域的に同様の偏りを示し、血液型と性格に相関関係が見られると思います。
逆に、異なる地域で、例えばA型はどうか?と比較すると全く異なる結果が出ることが容易に想像出来ます。
ところで、遺伝子座が近い事が相関関係の原因だとすると生殖細胞減数分裂の際に行われる交叉で、親が受け継いだお爺さんとお婆さんの遺伝子が入れ替わる可能性があります。
これは、確率的に遺伝子座の距離が遠いほど頻繁に起こります。
また遺伝子座がとても近い場合でも、入れ替わる可能性があります。
ですので、性格占いとか診断に利用できるほど皆に当てはまる事は期待できないと思います。
以上のように考察して、ある程度の相関関係があってもおかしくは無いと私は思います。
また、繰り返しになりますが、性格診断に利用できるほど強い相関関係は無いだろうと思います。 弱い相関関係と強い相関関係を区別して議論すると良いと思います。

以上は、BROGOSの記事
なぜ日本で血液型診断が流行ったか に書いた意見です。

なぜ日本で血液型診断が流行ったかへのDaniel Yangさんの意見

 

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どうせ指摘されるだろうから、先に影響を受けた著書を白状します。

 ちなみに、今、この問題に疑問に思った方が、

「実際どうなのだろうか?」
とちゃんとお勉強したいと思ったときのオススメは、
はてなブログのNATROMさんの記事
です。
血液型と性格に強い相関関係が見られないことを説明しています。
また、強い相関関係が無いことを説明する誤った論法も解説しています。

 

僕は、ずいぶん以前TVのバラエティー番組で、
「血液型を発現している糖鎖は脳に入れません。
ですから、人の性格を決めている脳に、血液型は影響を及ぼさないのです。」
と医者が説明し、ひな壇芸人がみなうなずく。
のを見た覚えがあります。
が、そもそも、血液型と性格に相関関係があると主張する人は、血液型を発現している物質が脳に影響を及ぼすと主張しているのではありません。ですから、この反論は的はずれです。
(ただし、以前ディベートについて考察した経験から、相手の主張をねじ曲げて「愚かな主張だね。」とこき下ろすのは、有効な手段です。あたかも、議論している相手がルーピーであるかのごとく演出できます。だから、このTVでの医者の発言は、結構有効打だったと思います。)

 

この点についても、上にご紹介した日記で(不味い、否定論として)解説されています。どうぞ、ご参考にしてください。
 
そして、強い相関(例えば、「A型は真面目である。」とか)は言えないことを説明しています。
 
ここまでは、僕も同意です。


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違ってくるのは、
「でも、弱い相関はあるんじゃないの?」
です。

上にご紹介した日記では、病気の羅漢率と血液型にはっきりと違いが認められたものはごくわずかで、性格との相関関係を生じるほどでは無いのでは?
と、否定的です。

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以降は、僕の主張!ですっ(^_^)/

 

先ずはこちらをご覧下さい。

血液型が地域的に偏りが見られるデータです。


風土病に対する耐性が血液型によって異なる事が示唆されます。
コレラが風土病であるインド地域ではB型が多く、
梅毒があったアメリカ地域の原住民はO型が多いです。

特に、アメリカの地域で「O型の人しかいない!」地域があるのはビックリですね。

これは、風土病の影響以外に、ボトルネック効果と呼ばれる、一時的に民族が非常に少数になった時点で、血液型が一つだけしか残らず、当時の傾向が、そのまま子孫に受け継がれている。
と言う場合もあるのですが。

で、僕はこの
血液型の地域的な偏りの原因について、
「風土病の影響」
説にすがるものです。

血液型ごとに、各地の風土病に対する耐性(羅漢率だけではなく、死に至るような悪化具合の差としての耐性)が異なるならば、
性格に影響する遺伝子も地域の風土病に影響され偏りが見られると思うのです。

例えば、性病が蔓延している地域だと、不特定多数の人と付き合うことを好む性格が少ない、など。

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ここから、考えて血液型を決定する遺伝子と性格に影響する遺伝子のうち遺伝子座が近いものは、地域的に同様の偏りを示し、血液型と性格に相関関係が見られると思います。
例えば、
アメリカ大陸の風土病に強いO型の人は、
アメリカ大陸では、比較的社交的であっても構いませんが、
アメリカの風土病に弱いA型やB型の人は、
アメリカでは、社交的でない方が自分の遺伝子を残すのに有利です。

インドで風土病に強いB型の人は、
インドでは、比較的社交的であるほうが(人と交わる機会が多いと言うことで)有利ですが、
インドの風土病に弱いO型の人は、
インドでは、社交的でない方が、自分の遺伝子を残すのに有利です。

つまり、僕がぼんやりと思う
「血液型と性格に弱い相関関係」
が合ったとしても、
異なる地域では全く異なる関係にある
と僕は予測しています。

日本では
「A型には真面目な人が多い。」
と言う傾向が、もしあったとしても、
それは日本だけの話で、
他の地域で調べたら、
「A型に真面目な人が多い傾向は見られない。」
と結論されても当然のことだろうと思います。

また、遺伝子座が近い事が相関関係の原因だとすると
生殖細胞減数分裂の際に行われる交叉で、親が受け継いだお爺さんとお婆さんの遺伝子が入れ替わる可能性があります。
これは、確率的に遺伝子座の距離が遠いほど頻繁に起こります。
また遺伝子座がとても近い場合でも、入れ替わる可能性があります。 ですので、性格占いとか診断に利用できるほど皆に当てはまる事は期待できないと思います。
以上のように考察して、ある程度の相関関係があってもおかしくは無いと私は思います。
また、繰り返しになりますが、性格診断に利用できるほど強い相関関係は無いだろうと思います。
弱い相関関係と
強い相関関係を
区別して議論すると良い
と僕が思うのはそう言うことです。