daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

10/18エントリー記事の補足

10/18に書いた下記エントリーについて、補足します。
趣旨が不明瞭でした。

趣旨

このエントリーは、二つの趣旨で書きました。
一つは、中国の人についての疑問。
南京事件に拘泥するようですが、あなたの国では他にも自国人同士での虐殺や他国民、領内の他民族への虐殺がありますよね?
つまり、お節介です。
もう一つは、日本人としては、どう認識するべきか。自分のための学習です。
僕は、南京事件を次のように認識しました。
南京事件とは、マレーシア華僑粛正事件に類した、捕虜とゲリラ兵として捉えた平服を着た人の殺害。人数は一万人程度。
・ その他は、被害国にありがちな水増し。
事実関係については、上記のように認識しています。

調べて思ったこと

その一方で、
我が国の外務省の見解
問7 極東国際軍事裁判に対して、日本政府はどのように考えていますか。
の2
この裁判については様々な議論があることは承知していますが、我が国は、サンフランシスコ平和条約第11条により、極東国際軍事裁判所の裁判を受諾しており、国と国との関係において、この裁判について異議を述べる立場にはないと考えています。
これにも従うべきだろうな。と考えました。
むろん「やりたい放題でひどい裁判だな。」と、僕も思います。
でも、戦後処理に当たった政治家が、その戦勝国の身勝手な振る舞いも含めて、ケリをつけた判断は尊重すべきだ、とも思うのです。
米軍の駐留や、沖縄の大きな負担も含めて、極東国際軍事裁判の他、占領地での裁判で有罪になった人の犠牲と引き替えに、領土の割譲が少なく、分割もされない条件で敗戦条件を呑ませた政治家の判断です。
加えて、中国以外の戦場となった地域の方々、東南アジアや太平洋諸島の人も、裁判の結果を受け入れて、矛を収めている事も留意すべきだと思うのです。
先に紹介したシンガポール華僑粛正事件を取材した本
では、シンガポールの華僑(遺族)を取材後、彼の心境を「赦そう」「でも忘れまい」と推測しています。
政治利用に躍起な中国との論争に乗って「赦そう」という方々の気持ちを忘れてしまうのは、日本人として不味いだろう。と思ったわけです。