そういえば、おれ、写真撮るのが趣味だった。と最近思い出した。
最初は20年前にホームページを開設した際に、使用する画像を捻出するのが目的でした。
「自分で撮った写真なら、著作権とか気にしないで済むじゃんか。」
と言う動機。
しかしながら、当時まだ市販のデジカメは100万画素に足りず、フィルムの一眼レフで撮ったネガをフィルムスキャナーでデジタル化し、800万画素程度にして使用していました。
黎明期と言うのは、設備を揃えると重宝されるものです。たいして練習しているわけでもないのに友人のホームページなどの写真を撮ってカメラマン気取りでした。
と、言うわけで、本日も室戸岬(自宅から約70km)に行ってきました。
今日は先ず岬の先端にやってきました。
中岡慎太郎像の左隣に観光モニュメント「風見鯨」があります。強い風が吹くと、鯨が風上を向くのだそうです。
岬の最南端は、タービダイト層の岩だらけで、あまり視界が開けません。(岩を飛んで海の中にでるわけにも行かず。)
アコウと言うバラ目クワ科イチジク属の植物が生えています。
ちなみに、似てるな、と思ったらガジュマルもイチジク属の植物だそうです。
と、言うわけで、撮影スポットはもうちょっと別の場所にあります。
横から見ても解るとおり、室戸岬の先端は、高い海食崖があり、
歩いて昇ると、弘法大師ゆかりの洞窟
捻り岩など見られます。
が、かなり息が切れます。
一度昇って「今度は車で来よう。」と思う経験をするのも一興ですが、スカイラインを上ればお寺の近くの駐車場に駐めて参拝できます。
お寺からちょっと降りたところに展望台(恋人の聖地ってやつ)があって、灯台を上から眺めることができます。
お寺はこんな感じ。
僕は参拝しないので、ご遠慮して中には入りません。
半島の先端はどこでもそうだと思うのですが、他に行く人が通過するわけでもなし、往々にして僻地で、夜になると人に会うのが逆に怖くなるようなところもあります。
でも、四国の場合は、お遍路さんの八十八寺があれば、人の通行があり、安心して出歩けるような気がします。ありがたいことでございます。
場所を移動して、スカイライン展望台へ。
まだ日没まで時間がありそうです。
いつものように、餌をやっているひとがいて、タヌキが食べています。
本日は狸に加えて、鳶も餌を漁りに猫や狸を蹴散らしながら、展望台駐車場を飛び回っていました。
餌をやっている人は、猫に与えているようです。
人がいる間は猫が食べているのですが、人がいなくなると、タヌキが食べています。
タヌキは、さすがイヌ科の動物。家族単位で行動し、基本単独行動のネコ科の動物よりも強いようです。
そして、サンセットが近づいて参りましたが、気がついて思うのは、日が沈む方角には、足摺岬が見えることです。
「って、ことは、高いところから見るよりは、水平線が近い海岸線まで降りた方が、だるま夕陽になりやすいんじゃないの?」
と、突然思い立ち、国道脇の防波堤まで降りました。
で、時間的に余裕があったので、
ケータイのカメラでまだ沈まぬ夕陽を撮って
「今日は夕陽が水平線に沈みそうだ。」
と、メールなどしていました。
ふと太陽をみると、もう着水している!
慌てて撮りました。
が、だるま夕陽は、着水した瞬間が、いちばん大きく見えるはず。
何度も足を運び、ようやくチャンスが巡ってきたのに、
そのチャンスを逃すとは。。。
と、言うわけで来週の満月(月食らしいですな)の練習のため、月を撮ってみました。
すごいね。表面のクレータも写るね。
こんな写真が手軽に撮れる日が来るとは思わなかったよ。
それでは、また来週。
インフルエンザが流行っているようです。
暖かくしてオヤスミ下さい。