daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

自粛などの強化をうったえる人が「自分は、やるべき事を全てやっている」と考える心理

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「日本人のコロナ自粛はすごかった」上から目線で"緩み"に怒る人はこれ以上なにを望むのか 被害甚大な欧米がマスクなしのワケ #プレジデントオンライン https://president.jp/articles/-/49087

 

プレジデントオンラインの山形浩生の指摘がおもしろかったのでご紹介します。

上のリンクをクリックしてごらん下さりませ。

 

アサガオの画像は関係ありません。我が家のベランダで咲いている朝顔です。'21/8/14の朝に撮りました。カメラはPENTAX K-S2、レンズはsmc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL[IF] DC WR。ISO: 400、f/5.6、1/250秒、焦点距離は35mm換算で36mmです。

 

そもそも「不要不急を自粛」を二回続けて言った時点で間違いだ、と気づくべきだったと、あらためて思いました。

 

それは、ともかく、この記事を「鋭い」と思ったのは、

周囲の人に対策(の強化)をうったえる人の心理を指摘している点でした。

自分はやるべきことをきちんとやっていると思っている。

と。

家族や、職場や、地域の人に対して、指導する立場の人は、いかがでしょうか。

 

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問題解決策を検討して、失敗する典型的な例は、

(部下や、取引先や、他の部署の人など)他人に改善を促す策

を採用した場合です。

要請に対して、他の部署の人は、おおよそ満足できる対応をしてくれません。

要請した人には不満が残り、問題は解決しません。

 

サラリーマン生活が長い人は、問題解決セミナーみたいな講習を受けたことがあると思いますが(あるいは、今は学校でも教えるところがあるかもしれませんが)

何か、解決しなければいけない問題があった場合、その対策として採用するべきは、

対応を検討している本人ができること

ですよね?

十分効果的であれば、それで問題は解決しますし、

もし不十分であれば、別の手を考えて、打っていくことができます。

 

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本件(新型コロナ対策)の場合、よく聞くのは

「マスクしろ、外に出るな、帰宅したら手を洗え」

など、(本人も実践しているのでしょうが)自分以外の人に対応を促しています。

 

間違った対策の例だ、

と思いました。

 

 

では、正しい対策とは、どのような策でしょうか。

 

自分一人でできる対策を打つ。

です。

他人がどの程度の対策をしていようとも(あるいは他人が不十分な対策しかしていなっくても)へっちゃらな状態にすること

です。

 

例えば、

近くにマスクをしていない人がいて「対策不十分」だ、と思ったら、

そんな人と、たとえ面と向かって会話をしてもへっちゃらな、高性能なマスクを、自分が身に付ければ良いです。

 

外出をして、人混みが出来ているのがけしからん、

と思ったら、自分は外に出なければ良いです。

 

こうして考えると、案外人に言っていることって、自分でやれば良いことが多いと気がつきます。

人を当てにせず、自分にできる事をする。

良い対策は、こういうことです。

 

これから、人に説教を始めるような人に出くわしたら

「人を当てにしてはイケマセンよ。自分でなんとかしなさい。」

と逆に言い返すことにしようと思います。

 

今日は、良い記事を読んだ。ありがたい。

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