daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

バンドやってたときのこと思い出した。

f:id:Daniel_Yang:20190907000102j:plain
August 25th, 2019 photo by Daniel Yang at Nankoku city. Kochi Pref. PENTAX K-S1 64mm 1/60 sec, ISO-400 f/7.1
PTNA2019特級ファイナル銀賞の黒木雪音プロコフィエフピアノ協奏曲3番
を聞いて以来、思うところが多いので、思ったことを全て書きます。
詳しい人には突っ込みどころが多い文章になると思うけれど、将来自分がなにがしかのコラムを書くときに思い出してのネタ用ですm(v_v)m。
暇な人はおつきあい下さい。

曲:プロコフィエフ「ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調

僕は「 蜜蜂と遠雷恩田陸2016/9/20幻冬舎:第156回直木賞受賞作)
蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

 
で初めて知りました。もう文庫になってるんですね。
そして、今年松岡茉優主演で映画が公開されるんですね。

この小説を読んで、ネット検索して聞いたのが、
前年のPTNA2016特級ファイナルでグランプリを受賞した尾崎未空の演奏

で、すっかりはまってしまいました。
CDはこちらがオススメ。
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集 つかの間の幻影 他

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集 つかの間の幻影 他

 
これ、ハ長調なんですよね。「C調言葉にご用心」のC調。
以来、PTNAのYouTube公開動画を沢山聞いていたのですが(と、言うのは、例えばこのブログで引用する際には、合法のものを選びたいと思うのですが、PTNAのYouTube公開動画なら著作権はおそらくYouTube包括契約されていて、動画制作はアップロードしているPTNA自身のものだから)  
先日公開された今年のファイナルの動画でこの曲を弾く黒木雪音の演奏に衝撃を受けたのでした。

黒木雪音のプロコン3

何に衝撃を受けたのかと言うと、先ずは、ピアノがよく聞こえる録音です。
次に、同じ音を連打する箇所の、粒の揃った音の響きです。
第一楽章の2:46からのフレーズとか。
全部の音が、しっかり聞こえます。
で、思い出したのが、スタインウェイの弾む鍵盤でした。
と言っても、僕はスタインウェイのピアノを弾いたことは、ほとんどなくて(若い頃、会社にあったのをちょっと触った程度)
実物ではなく、同じ独身寮にいた先輩のエレピです。
スタインウェイ仕様にしてもらった。」
と言っていた、そのエレピの浅く、重たく、叩くとぼよんぼよんと弾む鍵盤です。
僕も初ボーナスで同じ会社の(笑)エレピを購入し、慣れていた自宅のピアノより弾きやすい鍵盤に満足していたところなので(と言うのは、実家で弾いていたヤマハアップライトピアノは、父親が「練習になるだろうから、深くしてもらった」とか、ワケわからない、子どもが弾くのは大変なピアノだった)
「え? こんな弾きにくくしちゃうの?」
と思いました。 
 
で、黒木雪音が弾くプロコン3では、それがくっきり、ハッキリまるでヤマハのピアノを弾いたみたいに聞こえるの。(これも同じくいろんなメーカーのピアノを弾き比べたわけではなく>俺、イメージです。スミマセンm(v_v)m)
動画をよくみると、たしかに弾き終えた鍵盤がバウンドして波打っているように見えます。
でも、音色はしっかりスタインウェイらしい暖かみと柔らかさがある丸い感じです。
「おそらく、指が強いんだな。」
と他の動画を拝見したところ、椅子の高さ調整に手間取る動画を見つけ
「やはり、腕の力ではなく、指の力が、このタッチの秘訣なのだな。」
と思った次第です。

アンサンブルの中のスタープレイヤー

ここ数日黒木雪音の動画を検索していろいろ聞いてた所、
YouTubeが僕がまだ検索していないのをオススメに表示してくれるようになり、
本日は、予選のこれ、を拝聴しました。
決勝で弾くコンチェルトをピアノの連弾で弾く予選種目のようですが、
よりピアノがハッキリ聞こえて嬉しい。
この5:50~のパッセージの部分でちょっと気になりました。伴奏の人が合わせずらそうな感じがちょっとしました。
これは決勝の11:35~トランペットの感じと同じものでした。
「この感じはなんだろう?」
と考えて思い出したのが、学生の頃熱中していたロックバンド(コピーバンド)でのとあるボーカルの女でした。
 
僕は、学生時代、受験してもぜったい受からなかったであろう、偏差値が高い他大学の軽音楽サークルでキーボードを弾いてました。
演奏者としては、三流で>俺、最終的には卓の方が評価されて専らミキサーに座ってイコライザーの調整などに精を出していたのですが、むろん自分でも楽器を弾いて楽しみました。
マチュアのバンドにありがちなコトだと思いますが、お客さんを喜ばせるよりも、自分たちが弾いて楽しむ感じ。さらには「ヴォーカルなんて、首がついてりゃいい」的な、自己満足でした。
一回だけ、存在感のあるヴォーカルに圧倒されたことがあります。
顔立ちの整った法学部の女で、観客の斜め上の一点を凝視しながら、取り憑かれたように歌う人で、彼女のバックで演奏しているときに限って、とても演奏しづらい。
声量があり、音程とリズムも正確で、うまい人なんだけれど、なぜか演奏がし辛い。
「あれは、何だったのだろう?」
と今も不思議だけれど、この感覚を、本日黒木雪音のYouTube動画を聴いて、思い出したのでした。
ちなみに、ヴォーカルの女は、その後ギターの男と付き合った後、ひどい喧嘩別れをして、革命家の男と恋に落ちてサークルを辞めてしまいました。(風の便りに、まともに卒業した、と聴きましたが、人生ってわからないものですね。)
アンサンブルの中のスタープレイヤーなのかな。と思いました。
一緒に演奏している人の感想を聞いてみたいところです。
 
それは、さておき、個性の強い、黒木雪音は、今後ともフォローしたいモノです。
とりあえずは、CDが発売されていないかな?
と、検索したところ、
第19回ショパンコンクール in ASIA 受賞者記念アルバム

第19回ショパンコンクール in ASIA 受賞者記念アルバム

 
このDISC 1まるごとプロフェッショナル部門金賞者としてショパン三昧
あとは、
パデレフスキ:ピアノ名曲集 - 横山幸雄/黒木雪音/藤田真央[日本パデレフスキ協会公式アルバム]

パデレフスキ:ピアノ名曲集 - 横山幸雄/黒木雪音/藤田真央[日本パデレフスキ協会公式アルバム]

 
本人によるコメント動画があります
うむ。小遣い貯めて買いましょう。
それでは、オヤスミナサイ。