daniel-yangのブログ

メインブログ「受動態」(読書感想文ブログ)とは異なる内容を気まぐれで記します。

若者とは、

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タイトル画は岩手県盛岡市。市立高校のはす向かいの田んぼ。
photo: Daniel Yang: '21/7/26  13:05 PENTAX K-S2 smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 ED AL[IF] DC WR  ISO: 200, f/11.0, 1/100s, 54mm相当
 
「トラベシア」第6号「いしあいひでひこのやさしい人生」
を読んで、僕も、書きたくなってきました。
そこで、急いで(少々雑になること覚悟で)記します。
ここで書かないと、いつまでも、同じようなことを↓繰り返し書こうとするので
↑ね、

(一)本年(2021年)初頭にバズったこのツイート

と、

(二)最近の学校では盛んにSDGsを教えているらしい。

ていうか、大学に用事があって出向いたとき、このアイコンが並んだ看板が校舎に掲げられて印象に残っていました。
 
そのときに思ったのは、
我々にとって、親の世代は
「戦争を経験した、苦労が多かった世代」
ですが、
今の若者にとって、親の世代(つまり我々)は
「好き放題の消費をして、環境を破壊した世代」
てことになるのだろうな、
でした。

(三)子どもの頃に盛んに教育されたのは「戦争はイケマセン。」

我々は小学生の高学年くらいから、しつこいくらいに「戦争はイケマセン。」と教えられました。
だけど、外交とか戦略、兵器などは教えられず、
ひたすら戦時中のイヤな世相(※1)を教え込まれたのでした。
「嫌な世の中に、戻しちゃイケマセンよ。」
(※1)1. 戦争に協力する人がえらい。他の職業(特に娯楽産業や、装飾品、おしゃれ)は不要不急な職業。
2. 「非国民」のレッテルを貼り付けることが出来れば、いじめても良い。という風潮。(不愉快なヤツがいても、うまく「非国民」と言いつのることが出来れば俺の勝ち)
3. マスコミは軍に協力して、市民を煽る。新聞も少しくらいの誇張や、裏が取れない伝聞も、正義のためなのだ、と記事にする。正義ですから。
小学校の図書館に漫画としては唯一はだしのゲンだけは揃えておかれており、皆読んでいた。
はだしのゲン」は戦争漫画だけれど、戦闘風景や兵器の描写はない。
国内の市民の(つまり、ふつうの人の)生活風景が描写されています。ですので、上のような「イヤな世相」を皆学んだのが、我々の子ども時代なワケ。
そういうわけで、昨今の新型コロナ騒動(※2)を、我々の世代のうち、テレビに依存しない、少し理性の働く人は、戦争中の世相になぞらえて「嫌な世の中になったな。」と思うのですが
(※2)1. 医療関係者がえらい。不要不急な外食産業や、娯楽産業で倒産が相次いで失業、自殺者が激増したとしても、仕方の無いこと。
2. 感染拡大防止に協力しない人は不届きもの。感染は自己責任。
3. TVは何が何でも「コロナは怖い」「自粛せねばならない。」と不安を煽る。市民むけの情報番組は「これをやっておけば、後ろ指は指されません。」と言う効果不明な感染防止策ばかり。
僕は、マスコミには「感染したら、どこに連絡して、どういう養生をして、準備としては、何日分の食料を蓄えておく。」と言うような、親切な報道を願うところだけれど、僕の願いは叶いそうもありません。
逆に、こういうことを書く僕は、考えが足りない、自分勝手な人、と言うことになるのだろう。「感染して、苦しめ」と呪いを掛けられるかもしれません。
 
我々が子どもの頃に受けた教育=「嫌な世相は御免まっぴら」は、
本当は「みんなが、自分の仕事に思う存分打ち込める世の中」を目指すものだと思ってたけれど、違った。
 
この感慨は、おそらく今の若い人には通じない。
子どもは感染しづらく、さらにはほとんど発症もしないのに、唯々諾々とテレビの言う対策に取り組まされている。教育もおろそかだ。自殺も増えているらしい。
これも、戦争中に特攻作戦で死に追いやられた若者と重なるところがあるけれど、今の若い人達は「感染対策が不十分だったのだろう。」で済ませちゃうんだろうな。と思うわけですよ。
 
と、絶望的に思っていたところ、今読んでいる、冒頭に挙げた雑誌
「トラベシア」第6号「いしあいひでひこのやさしい人生」
で、自分の世代の側から「こういうものだよ。」と解説を受けた感じがしました。
 
今の子どもは、大人になったとき、
我々が子どもたちにしたように、
負担を子どもにおしつけるだろう。
 
連鎖がないと良いな、とは思うのですが。
 
いったい、子どもが大人に染している、って思い込む心理って、どっから来ているんでしょうかね。日本は技術立国だと思ったけれど、案外、思い込みで科学的ではない人の話が通用する国だった。
どうにも出来ない。