と、言うことで、書店の通販で購入し、今朝から読み始めています。
「なるほど、少部数の自主制作雑誌なのか。」とようやく理解し始めています。
往復書簡 いしあいひでひこ×姫野カオルコ
から読み始めました。
いしあいひでひこさんは一般人(ツイッター「初老男性(58)インテリ」@andre1977」のフォロワー;657人('21/9/1 0:46現在))ですが、
僕も著者の作品をあらかた読んでいるので、入り口としては、ここが良いだろう。今朝は座れなかった朝の東武東上線急行池袋行きで読み始めました。
僕はファンレター なるもの を書いたことがないのですが、
オフ会などに参加すると、他のコアなファンの人は、手紙を書いているらしいことを存じておりました。
「どんな手紙を書くのかな。」
と言う興味で拝読しました。
見開き52~53ページに、
往「いしあいひでひこ→姫野カオルコ『花の首飾り』
のお手紙があって、
次の見開き54~55ページに、
復「姫野カオルコ→いしあいひでひこ『シー・シー・シー』
のご返事があります。
この二人が趣味が逢うことはあらかた予測がついていました。
映画やポップス、日常の食事への配慮など。
一方ぼくは、全く趣味が合わないことも認識しておりました。
たとえば、初期三部作の第二編「喪失記」
のマルさんのレビューを読んで、初めて「食事のシーンが多いのだ。」と気づいた次第でしたから。
読み飛ばしているわけでもないのに、無意識に食事のシーンをスルーしているのが僕の読書でした。
話を元に戻すと、趣味が合う二人の往復書簡を読んで、僕が思ったのは
「なぜ、趣味が合わないのに、僕は二人の文章をおもしろく、楽しみにして読むのだろうか。」
と言うことでした。
夜も更けたので、急いで結論を言うと、お二人が「良い」と感じていることを伝えようとする、文章が魅力的だからなのでした。
それを本になっている典型例で言うとこれです。
このamazonの読者レビューで二番目に表示されている「楊」とは、ワタクシです。
趣味があう友達というのも、楽しいけれど、必ずしも趣味が一致しなくても、好きなことを、その魅力を丁寧に語る人って、魅力的だよな。
とあらためて思った、日付の変わって九月初日の夜更けでございました。
そういう意味で言うと、600部のこの雑誌の魅力を語ろうとしている僕は、その真価を問われているのかも知れぬ。と思いました。
では、オヤスミナサイ。
つづく(はず)
続きはこちら↓