青空を撮って、レタッチしたら、なんか芸術作品ぽくなったのでエントリーにしました。
下が撮って出し。
2023年1月1日14:02 神奈川県座間市の座間神社で撮影。
CAMERA : PENTAX K-S2
lens : smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL[IF] DC WR
ISO: 200, f/11.0, 1/100 s
35 mm equivalent focal length: 28mm(ワイド端)
で、平素は、下記のようなレタッチをします。
1. RGBに分解した画像をそれぞれヒストグラム解析して、
上下0.15%未満になる閾値をメモします。
この画像の場合は、
B; 下:203、上:240
G; 下:115、上:175
R; 下:40、上:117
でした。
2. 下限のうちRGBで最も低い値(この場合はRedの40)
上弦のうちRGBで最も高い値(この場合はBlueの240)
で、RGBをそれぞれ同じようにシャドー、ハイライト処理をします。
3. RGBを再合成します。
4. グレーの中央値が元と同程度になるようにガンマ補正をします。
この場合は、γ1.0→1.2
下記のような仕上がりで満足し
「青空」です。と言って自分のホームページ「受動態」の「壁紙に如何ですか?」コーナーのネタにします。
↓ こんな感じです。
左上にゴーストが出てるけれど、左上に太陽があることが解って、これも良い感じじゃないかしら?
ということでこれで、完成品とします。
ジツは一箇所カメラの撮像素子(センサー)上にあったと思われるゴミで欠けがありました。元画像で12x12ピクセル程度のサイズでした。手動でレタッチしました。欠けのある上下左右から6x6ピクセルずつコピーして貼り付けました。
ところで、正月で暇だったので、
ものの試しに、
B; 下:203、上:240
G; 下:115、上:175
R; 下:40、上:117
分解した三色を、上記の値でそれぞれシャドー、ハイライト処理したものを再合成したらどうなるのかな?
と思って、やってみたのがこちら
なんか、ゴーストがどっさりある\(・o・)/ワア!
実際は、これらのゴーストは、周囲との階調差が1%程度で視認できないものなのですが、3~5倍にムラを拡大強調する補正と同じ効果で、ゴーストが強調されたものです。
ところで、実際には撮影範囲内に直接太陽は写っていませんし、
そもそもなんだかランダムにゴーストが出ているような気がする。
そこで思い当たったのが「木漏れ日」
青空の写真を撮ったのは、こんな神社の境内です。
木が生い茂っている中、ちょうど画角範囲内が青空だけになる方角にカメラを向けたのですが、
どうやら、木漏れ日が脇から入って(フード付けていなかったし。)淡いゴーストが沢山発生したのかもな。
と思いました。
ともあれ、面白い画像になったので、普段レタッチに使っているPCのアプリケーションソフト「PaintShop Pro」の「自動修正」機能(境界意外はボケさせる。とか階調飛びの修正もやる)で、もう一段修正したのが冒頭の一枚です。
折角ですから、もう一回貼り付けましょう。
お参りに並んでいる最中に撮ったので、慌ててフードも付けていませんでした。
そんな偶然が拾った木漏れ日のゴースト。
なんか素敵な感じがするので(おみくじは末吉でしたが)今年の幸先は良い、と考える事にします。
今年も一年よろしくお願いします。